オリックス CO2排出少ないと金利優遇する船舶ファイナンス開始

オリックスは、船舶ファイナンスにおけるサステナブル・リンク・ローンの提供について香港船主との間で合意し、契約を締結したことを、2022年2月17日に発表した。

海運の脱炭素化、サステナビリティを金融面から後押しする取組で、オリックスとしては初の試みだ。

このサステナブル・リンク・ローンは、融資対象の船舶の年間二酸化炭素(CO2)排出量を基準値とし、融資実行後にその船の年間CO2排出量が基準値未満となった場合には、翌年1年間の金利を優遇する。なおCO2排出量は一般財団法人日本海事協会(ClassNK)が算出し、客観性と公平性を担保する。

担保となる船は常石造船(舟山)建造のPanamax Bulker2隻。資金の使途は既存融資の借り換えで、融資期間は3年。融資金額は2100万ドルとなる。

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