佐世保が挑む観光再生 旧鎮守府エリアで歴史と日本遺産を磨く
(※本記事は「旅行新聞」に2025年9月7日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

長崎県佐世保市と言えば、まずは日本有数のテーマパーク・ハウステンボスと九十九島のイメージが強い。
事実、ハウステンボスはコロナ前には年間300万人の集客を誇り、佐世保観光客の過半を占めていた。また「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録(2018年)された黒島を含むパールシーリゾートは、根強い人気がある。近年は、水深の深い良好な湾を活用した大型クルーズ船の寄港も着実に増えている。
一方、佐世保の中心部分は、かつての海軍鎮守府が置かれた場所である。海岸線に近いエリアは、現在は米海軍佐世保基地と佐世保重工業(SSK)、その関連企業群が立地し、観光地という雰囲気は乏しかった。
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