カスタマークラウド、AGI駆動開発セミナーを開催
カスタマークラウド株式会社は、AIおよびクラウド技術を基盤とするAIプラットフォーム企業だ。企業や組織が自社専用のAI基盤(ローカルLLM)を持ち、業務特化型のAIサービスやアプリケーションを継続的に開発・運用できる仕組みの構築を手がけている。
同社は3月10日、渋谷スクランブルスクエアにて「AGI駆動開発」をテーマとしたリアルセミナーを開催する。AIが設計・コード生成・テスト・改善まで担う開発構造と、その設計思想や再現性の持たせ方について、デモンストレーションを交えて解説する。人間はAIの上位レイヤーで意思決定・事業設計・構造設計を担う存在へと役割がシフトすることを想定して、AIを企業経営・社会基盤へ取り込む可能性にアプローチする。また、企業が自社専用AIを持ちAプロダクトを継続的に生み出す仕組みとして同社が展開する「AIプロダクト生産工場(AI Dreams Factory)」の開発構造も紹介する。
同社はデジタル庁が政府職員向けに整備する生成AI基盤「源内(GENNAI)」において、試用対象となる国内大規模言語モデル(LLM)の一つに選定されている。今回の公募では、日本語への適合性や行政文書への対応、安全性・性能・法令遵守・ガバメントクラウド環境での推論対応といった多面的な観点から各モデルが評価され、同社の「CC Gov-LLM」がNTTデータ、KDDI・ELYZA、ソフトバンク、NEC、富士通、Preferred Networksとともに選定7社の一角に入った。
選定されたモデルは2026年度に予定される「源内」の各府省庁への展開に合わせて試験的に導入され、対話型AIや行政業務支援アプリケーションへの活用を通じて実用性・安全性・性能の検証が行われる。
人口減少を背景に行政の人材不足が課題となるなか、国産LLMが行政実務でどこまで通用するか。政府AI基盤の整備に関わりながら民間向けのAGI駆動開発ノウハウを並行して展開するカスタマークラウドの動向は、国産AI技術の社会実装という観点からも注目される。
#デジタル庁を中心とする「ガバメントAI」整備の関連記事はこちら
https://www.projectdesign.jp/articles/0df85dc5-a62f-4ec4-ad25-870ec345cc61