東京都、台北市 AIの市民サービス活用などへMOU締結
東京都と台北市は2026年4月28日、デジタル分野における協力・交流に関わる合意書(MOU)を締結した。締結式はSusHi Tech Tokyo 2026で実施した。
台北市政府情報局長の趙式隆氏(左)と東京都デジタルサービス局長の高野克己氏
連携事項は、(1)行政におけるAI活用、(2)行政データのマネジメント及びデータに基づく行政の推進、(3)公共部門におけるデジタル人材の育成、(4)両都市が原則として交互に主催する、年に少なくとも1回の対面形式による二者間イベント又はハイレベルな交流会の開催に向けた尽力、(5)その他、DXにかかる施策で必要であると両都市が認める事項。
締結式に臨んだ東京都デジタルサービス局長の高野克己氏は、東京都が実施しているデジタル化の取組、「東京アプリ」の事例を紹介するとともに、AIの積極的な利用を進めていることに言及した。同時に「AIについては導入と利用のガイドラインを整備し、運用分野ごとにリスクを評価、適切な技術基準を定量化しています」と語り、今回の連携が知見や経験の共有につながることを期待していると話した。
これに対し、台北市政府情報局長の趙式隆氏は、「これは東京と台北の未来を結びつける特別な瞬間です。特にAIガバナンスの分野において、両都市間で知的な相乗効果が生まれていることを強調したい。AIが市民のために倫理的かつ効果的に活用されるよう取り組んでいきます」と、継続的なコミュニケーションから責任あるAIガバナンスの基準をつくることを目指すと語った。