凸版印刷 半導体原版部門を投資会社との合弁企業として子会社化

凸版印刷は、自社の半導体用フォトマスク事業から、新子会社トッパンフォトマスクを会社分割により設立した。独立系投資ファンドのインテグラルが出資パートナーとなり、新会社は凸版印刷とインテグラルの子会社となる。

デジタルテクノロジーの用途拡大を受け、半導体の需要は高まっている。それとともに競争も激化していることから、これまで以上に迅速、かつ柔軟な研究開発投資と設備投資ができるよう、分社化の上で独立した企業体とすることになった。

トッパンフォトマスクは、凸版印刷が50.1%の株式を持つ連結子会社として半導体用フォトマスクの製造を継続する。同時に、IPO支援の実績が豊富なインテグラルから経営・ノウハウ面でアドバイスを受け、経営・ガバナンス体制を強化していく。将来的な株式上場も見据えて、飛躍的な成長を目指す。

凸版印刷は1961年に半導体のフォトマスク事業を開始。日本・東アジア・欧米に拠点を持って生産体制を構築する唯一のフォトマスクメーカーとして、半導体用フォトマスクの外販市場におけるシェア1位の座を占めている。

凸版印刷フォトマスク