INCLUSIVE、ロケット開発ベンチャーのインターステラと資本提携

INCLUSIVE(東京都港区)は、低コストな宇宙輸送のための民間ロケット開発を行うインターステラテクノロジズ(北海道広尾郡大樹町、IST)と資本提携したことを、2021年10月26日に発表した。双方が株式を所有することで、中長期的に両社の企業価値の向上を目指していく。

INCLUSIVEは、メディア企業を中心とした事業会社や、クリエイターのDXを推進する事業開発会社。広告関連事業に加え、個人課金事業やメディア関連サービスのSaaSs展開、地方創生関連サービスを推進している。ISTはロケット開発スタートアップで、今後需要が増加すると見られている超小型人工衛星を低コストで打ち上げることができるロケット開発に注力している。

ISTの今後の事業展開はロケットの打ち上げにとどまらず、人工衛星を活用した情報インフラや、宇宙関連のビッグデータの提供への広がりが期待されているところだ。協業を通じて「宇宙関連の情報×インターネット」の新たなビジネスモデル構築の実現可能性が高まることから、今回の資本提携に至った。

今後、まずはISTが提供する観測ロケット「MOMO」の広告ソリューションとしての企画・営業を支援することでシナジー効果を創出していく考えだ。