ホテル向け翻訳ツールのKotozna JTBなどから3.2億円を資金調達

Kotozna(東京都港区)はJTBなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約3.2億円を調達した。2022年12月6日に発表した。

調達した資金は、Kotoznaが提供する宿泊施設向けの多言語コミュニケーションツール「Kotozna In-room」と宿泊施設の基幹システムとの連携を含む機能強化に充てる。また、事業者向け多言語同時翻訳チャットツール「Kotozna laMondo」の機能強化も行う。アフターコロナの市場拡大を見据え、海外展開も視野に入れて事業を拡大していく考えだ。

KotonzaとJTBは2020年2月に資本業務提携している。両社が協業している「Kotozna In-room」は、109言語の対応と、省人化やDXといったニーズも満たすもので、2022年9月時点で全国のホテル・旅館など250以上の施設が導入している。

今回の資金調達の引受先は、JTBのほか、FFGベンチャービジネスパートナーズ、大分ベンチャーキャピタルが運営する大分VCサクセス6号投資事業有限責任組合、北海道ベンチャーキャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティングが管理・運営する佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第五号、などだ。