電通 10年後の生活行動を予測するオリジナルツールを提供開始

電通は2023年9月12日、10年後の暮らしを具体的に描くツール「Future Time Use(フューチャータイムユース)」の提供を開始したと発表した。10代〜60代の性・年代別に未来の「生活行動時間」をコーホート分析と専門家の知見をもとに予測し、顧客企業の未来予測や事業創造を支援する。

国内電通グループ横断組織である「未来事業創研」が開発した。ビデオリサーチが提供する生活・メディア行動調査データ「MCR/ex」の2014年から2022年までの生活行動時間のデータの中から、自宅内の睡眠時間や自宅外の仕事時間などの49項目についてコーホート分析を実施。

その上で、自宅内および自宅外の生活行動時間の「時代効果」と「世代効果」のパラメータから推計された各予測数字をもとに、未来事業創研に所属する未来の専門家(メディアや通信、各生活領域)の知見を交えながら、各生活行動時間を総合的に予測した。

AIなどの先進テクノロジーの発達や気候変動、地政学リスクの増加等により、未来の生活者像は、現在の生活者像から大きく変化すると考えられ、企業の新事業・新商品開発、マーケティング施策の立案がますます困難になっていくと予想される。未来事業創研では今後も未来の社会課題、未来の生活者インサイトに関する知見の提供、未来視点での事業開発や商品開発ワークショップなどの提供を行い、顧客企業の事業成長への貢献を目指すという。

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生活行動予測ツール「Future Time Use」

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