LIFULL トルコ大地震の被災地に2時間で組み立てられる簡易住宅を設置

LIFULLは2023年4月24日、同社とグループ会社のLIFULL ArchiTech、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンの3社が連携し、トルコ・シリア大地震の被災地に簡易住宅として「インスタントハウス」3棟を2023年4月17日に設置完了したと発表した。この3棟の設置作業では、今後の継続的な支援の検証も兼ね、トルコの建設スタッフへの技術指導も行った。同社はこの検証結果をもとに、トルコ国内でのインスタントハウスの資材調達や技術指導による新たな雇用の創出を通して、トルコの復興の一助になるよう取り組んでいく。 

「インスタントハウス」はテントシートを空気で膨らませ、内側から断熱材に使用されている硬質発砲ウレタンを吹き付け施工する。シンプルな工法で1棟あたり3~4時間という短時間で建設可能なほか、断熱性や耐久性に優れ、耐震性、耐風性を併せ持つことから、災害用仮設住宅に適している。また、ワークスペースや宿泊スペースだけでなく、避難所の医療救護室や、子どもやコミュニティの休憩所、断熱を要する備蓄倉庫などにも活用できる。

LIFULLおよびLIFULL ArchiTechは今後、トルコのみならず、日本国内や世界中において、地震や風水害時の避難用や難民の仮設住宅として、また日常生活でも災害時でも役立てられる備えない防災「フェーズフリー」としても、同商品を普及させることを目指している。

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