日本郵船、上野グループHD 内航タンカーで資本業務提携

日本郵船と上野グループ(横浜市)は、2022年1月27日、資本業務提携を発表した。日本郵船が、上野グループ傘下の内航タンカー運航会社・上野トランステックの株式10%を取得する。

国内の船舶輸送を担う内航船では、船員の高齢化と人手不足が深刻化している。船員の労務負担軽減、運航業務を補完する自律・自動化が必須なため、自律運航船などの開発が進んでいる。また、船舶輸送の脱炭素化に向けた取組も推進する必要がある。今回の提携は、両社が共通の社会課題認識を持つこと、その解決に向けて外航・内航海運分野を横断する協力体制の構築が必要という判断から実現したものだ。

さらに両社は、水素・アンモニアなどの次世代エネルギーの日本国内におけるバリューチェーン構築や、自律運航船・ゼロエミッション燃料船など先進船舶の開発での協業を検討する計画だ。

記事番号13 日本郵船船イメージ