世界初の抹茶の国際カンファレンスを東京で開催、抹茶市場の現状と課題を整理
International Matcha Association(東京都千代田区)は2026年8月25日、東京・八重洲で11月12日に開催する世界初の抹茶の国際カンファレンス「International Matcha Congress 2026 —Building the Ecosystem of Global Matcha Industry—(IMC 2026)」のチケット販売を開始するとともに、当日のセッション1の登壇者を発表した。
IMC 2026は、抹茶に関わる生産者・企業・研究者・政府関係者・カフェ業界など多様なステークホルダーや、世界のトップリーダーが一堂に会し、現在抹茶産業が抱える構造課題に対する議論や合意形成を行う世界初の抹茶カンファレンス。
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当日のセッション1「抹茶の現在地と産業課題」には、西製茶工場代表取締役の西利実氏、あいや代表取締役社長の杉田武男氏、伊藤園執行役員国際本部長の中嶋和彦氏、共栄製茶取締役社長の森下大輔氏が登壇する。生産から製造・流通、海外展開までを担う4社が同席し、成長を続ける世界の抹茶市場の推移を振り返りながら、抹茶産業の課題を整理する。
セッションの背景にあるのは、抹茶の需要の急拡大だ。財務省の貿易統計をもとにIMAが示した数値では、日本の緑茶輸出額は2021年の204億円から2025年に約720億円へ拡大し、農林水産省が掲げる2030年目標の810億円に迫る水準に達した。一方で、抹茶の定義や国際規格の未整備、品質を比較する共通のグレーディングの不在、碾茶への転換に数年を要する供給不足、栽培から石臼挽きまでの技能継承など、構造的な課題が顕在化している。
International Matcha Association代表理事の岩本涼氏は「現在地を正確に共有することからしか、次の一歩は始まらない」とコメントし、成功事例を語るだけでなく、「まだ答えの出ていない問いを持ち寄る場」にしたいとしている。当日は「抹茶の現在地と産業課題」のほか、「カフェ業界から見る抹茶の未来」「抹茶の多元的価値」「市場開拓とエコシステムデザイン」「持続可能な抹茶産業の形成」の計5セッションを予定しており、詳細は順次公開される。