2021年の農林水産物・食品輸出 初めて1兆円を突破する見込み

2021年12月16日に財務省が発表した11月の貿易統計速報の数値と、農林水産省が集計している1月~10月までの農林水産物・食品の輸出額の合計が、初めて1兆円を超えた。農水省は、2030年には農林水産物・食品の輸出額を5兆円にするという目標に向かって輸出を促進している(月刊事業構想2021年8月号参照)。

同日の記者会見で、松野博一官房長官は、「これまで農林水産物・食品の輸出に取り組んできた成果が出た。国内の食品市場は人口減で縮小していくが、海外の食の市場は拡大している。農林水産業を成長産業化し、地域経済の活性化を図りたい」と話した。