沖縄のコザスタートアップ商店街 企業との共創プログラムを開始
沖縄県内外および海外スタートアップ、クリエイター、行政、金融機関、海外事業者など多様な挑戦者が集う「コザスタートアップ商店街(KSA)」を運営するKSA運営委員会は2025年12月22日、企業・団体の共創参画を促進する「KSAパートナープログラム」を正式に開始したと発表した。
KSAは、沖縄市コザの商店街エリアに形成されたスタートアップ、クリエイター、行政、金融機関、海外事業者などが集まる挑戦者コミュニティ。毎年数千名が来場する都市型スタートアップカンファレンス「KOZAROCKS」のほか、年間120回を超えるイベントやワークショップを開催。商店街には、この数年間でスタートアップやクリエイター、事業会社など100名以上が入居している。このような蓄積のもとで今回、KSAは企業が挑戦の循環に参画するための枠組みとして「KSAパートナープログラム」を新たに開始する。企業ごとに異なる目的や関与の深さに対応するため、参画レベルに応じた4種類のパートナープランを設定した。
KSA運営委員会事務局を運営するフォーシーズ代表取締役の豊里健一郎氏は、「KSAは、多様な挑戦者と企業の交わりから新しい価値を生み出す場として進化してきました。この循環を文化として社会に根づかせていくことが、私たちの長期的なビジョンです。パートナープログラムは、企業がその循環に参画し、自社の成長と地域の未来に同時に貢献できる仕組みです。挑戦を起点とした新しい産業の創出を、この取り組みを通じて継続的に生み出していきます」とコメントしている。