カイコ原料供給事業を展開するMorus VC2社から資金調達
Morus(東京都渋谷区/長野県上田市)は、リードインベスターのANRI、サムライインキュベートからシードラウンドで第三者割当増資により5000万円の資金調達を実施したことを、2022年1月5日に発表した。
Morusは、カイコを材料としたバイオ原料の供給と研究開発を行う、研究開発型のベンチャー企業。豊富な栄養成分を多く持ち、原料としての可能性持つカイコを、品種改良と量産によって複数産業へ原料として供給し、「タンパク質危機」などの世界的課題を解決することを目的に創業した。
今回の資金調達により、食・医療・飼料・化粧品などの分野でのプロダクト開発、カイコの品種改良の研究開発と採用・組織体制の強化を予定している。共同創業者である信州大学繊維学部の塩見邦博教授が社外取締役に就任し、研究開発の加速と技術の事業化を目指していく考えだ。