筑波大学発ベンチャーnorths 部活動向け目標設定・管理アプリの提供開始

筑波大学発ベンチャーのnorths(茨城県つくば市)は2023年2月28日、高校生以上のスポーツ選手とその指導者を対象に、選手の目標設定と自己管理をサポートするアプリ「zenow(ゼノウ)」のβ版提供を開始すると発表した。β版テストに参加するスポーツチームを募集する。 

zenowは、選手の思考過程を指導者にリアルタイムで共有し、コーチングの質の向上・時間短縮に貢献するアプリ。選手はアプリをつかって目標の設定や優先順位の算出を行うことができ、指導者は選手全員の目標と思考の過程をリアルタイムに確認することで、一人ひとりの選手に寄り添った支援が可能になる。 

動画メディアの普及で誰もが気軽にスポーツに関する情報を入手できるようになった一方、高校や大学の選手自身が練習の目的を理解し正しく情報の取捨選択を行うことは難しく、サポートすべき指導者も校務で忙しく選手全員と1対1で話す時間を取れていない状況。これらの課題を解決するためにzenowは開発された。

northsは筑波大学体育専門学群を卒業した叶卓史氏が2021年に設立。部活動運営やスポーツにおけるDXサービスの開発に取り組んでおり、zenowのほか、パーソナルトレーナー向け記録アプリ「Calten」を開発中だ。

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部活動向け目標設定・管理サポートアプリ「zenow」