冷凍食品 ワンプレート市場が5年間で7倍に 豊富なメニューとコスパで支持拡大

(※本記事は「食品新聞」に2025年3月31日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

売場に50品以上(そよら入曽駅前)
売場に50品以上(そよら入曽駅前)

家庭用冷凍食品で、ごはんやおかずをセットにしたワンプレート商材の拡大が続いている。

24年の市場規模は前年比約5割増、5年前の19年比は約7倍となった。有力メーカーの参入で和洋中のメニューが充実してきたことに加え、直近は物価高を背景にコスパの高さも際立つ。1食400円前後が主流のためコンビニ弁当や外食チェーンと比較して割安感がある。関係各社は「さらなる成長が期待できる有望市場」として注力する。

インテージSRI+データによると、24年1~12月のワンプレート市場は130億円、前年比50.7%増だった。コロナ禍前の19年比は7.2倍と成長が著しい。同社市場アナリストの木地利光氏は「簡便性やメニューの豊富さが特長。主婦層や高齢者層に加え、若年層など幅広い生活者に支持されている。物価高で節約志向が強まる中、400円程度という手ごろな価格帯の商品が多いことも好調要因」と分析。

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