aiESG 世界初の製品・サービスレベルのESG分析サービスを開始

九州大学発スタートアップのaiESG (福岡県福岡市)は2023年5月9日、世界初となる製品およびサービスレベルのESG分析サービス「aiESG (アイエスジー)」の提供を開始した。また同日、ジャフコ グループが運営する投資事業有限責任組合、みやびベンチャーズを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて約1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

「aiESG 」では、aiESGが保有するESGサプライチェーンビッグデータを用いたAI分析により、3200余りのESG指標について詳細な試算ができるだけでなく、業界平均・従来品等との比較ができる。特に、CO2などの環境面だけでなく、近年重要性が増している人権、生物多様性、労働環境等を含めた社会面やガバナンス面を定量的に評価可能な点において、世界初のソリューションとなる。また、従来のライフサイクルアセスメントでは困難だった地理的試算も可能で、直接調達先のみならず2次から最上流の取引先まで遡り、環境・社会・企業統治のホットスポットを可視化することができる。

aiESGは同サービスのローンチカスタマーとして、インフロニア・ホールディングス、日東電工、九州電力、西部ガスホールディングス、アバンティ、hapと契約し、ESG分析および評価を行う。また、デロイト トーマツ コンサルティング、双日、PwCコンサルティング、ドーガン、ふくおかフィナンシャルグループ傘下のサステナブルスケールをアライアンスパートナーとして、今後ESG分析を協働で推進していく。

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「aiESG 」のダッシュボードイメージ