筑波大発の睡眠障害ケアベンチャーS’UIMIN 総額5億円を資金調達

S’UIMIN(東京都渋谷区)は、シリーズB資金調達のファーストクローズにおいて、長瀬産業(東京都中央区)と帝国通信工業(神奈川県川崎市)を引受先とする総額5億円の資金調達を実施した。2021年12月20日に発表した。S’UIMINは、世界トップレベルの研究拠点である筑波大学「国際統合睡眠医科学研究機構」を母体とするスタートアップで、これまで調達した資金調達は累計総額で約14億円となった。

S’UIMIN は、脳波を測定できる独自のデバイスから得られたデータをクラウド上のAIで解析して睡眠状態を高精度で可視化するサービス「InSomnograf」を提供している。メンタルヘルスや生活習慣病と睡眠は密接に関係することが知られており、睡眠の質を簡便かつ高精度で判定できる「InSomnograf」は、睡眠障害だけでなくそこから派生する疾患の予防や早期治療への活用が期待されている。

シリーズBで調達した資金は、健康診断や人間ドックにおけるオプションサービスの拡大や新規デバイスの開発、装置の電極量産のための資金、ビッグデータビジネスに向けての基盤構築などに使用する予定だ。Suimin2112

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