保険外介護マッチングのイチロウ シリーズAで2.2億円調達

介護テックベンチャーのイチロウ(東京都渋谷区)は2023年3月8日、三井住友海上キャピタルなどを引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドとして2.2億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達により、保険外介護マッチングサービス「イチロウ」の全国展開に向けたエリア拡大とサービス強化のためのプロダクト開発、人材採用及びマーケティング強化を行う。 

イチロウ(旧社名LINK)は2017年設立。公的介護保険では支援が受けられない在宅介護ニーズに対して、オンライン上でケアパートナー(介護士)をマッチングし派遣する、オーダーメイド型介護サービス「イチロウ」を提供している。

現在の介護保険制度では、利用できるサービス内容や1回あたりのサービス利用時間に制限が設けられており、利用者のニーズに柔軟に応えられなかった。イチロウは1回あたり2時間から、最短当日に介護士派遣を行う。

2019年10月のサービス開始以来、介護士登録数は累計2200人を超え、2022年の利用額は前年比400%以上に成長している。今回の資金調達を機に、社名をLINKからイチロウに変更、介護現場の課題解決を実現するサービスとしてさらなる普及を目指していく。

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保険外介護マッチングサービス「イチロウ」