日本レコード協会、早稲田大学で提携講座「エンタテインメント法」を開講支援

一般社団法人日本レコード協会は、2026年春学期より早稲田大学法学部において提携講座「エンタテインメント法」の開講を支援する。同協会は1992年の創立50周年事業を機に大学への寄附講座を開設して以来、青山学院大学・慶應義塾大学・明治大学など計9大学でコンテンツビジネスと著作権に関する講座を実施してきた。早稲田大学での開講は、1992年、2004年に続き今回が3回目となる。

講座は全14回で構成され、音楽・映像・アニメ・ゲーム・漫画・アート・スポーツ・放送・プラットフォームなど、エンタテインメント産業を横断する各分野のビジネスと法的論点を体系的に扱う。次代を担う学生がクリエイティブビジネスへの関心を高め、知的財産・著作権制度の重要性を理解することを目的としている。

各回の登壇者には、早稲田大学客員教授・弁護士の前田哲男氏、スタジオジブリ取締役・弁護士の村瀬拓男氏、ソニーグループ株式会社の吉野直樹氏(弁護士)、内閣府知的財産戦略推進事務局長の中原裕彦氏など、法曹・産業界・政策立案の各分野の実務家が名を連ねる。また第3回は公開講座として、ミュンヘン大学教授のアンスガー・オーリー氏も参加し、国際的な視点も取り入れる。

AIによるコンテンツ生成やプラットフォームを介した流通が急拡大するなか、著作権や知財をめぐる実務的課題はより複雑になっている。産業界の第一線にいる専門家が直接講義を担う本講座は、法学部の学生がエンタテインメント産業のビジネス構造と法的枠組みを同時に学べる実践的な機会となる。コンテンツ産業を支える人材育成に向けた、産学連携の一例として注目される。

【講義予定】

1レコードビジネスの最前線 楠本靖(日本レコード協会 常務理事)
2レコードビジネスと法 前田哲男(早稲田大学 客員教授・弁護士)
3〈公開講座〉デザインビジネスと法 アンスガー・オーリー(ミュンヘン大学 教授)、駒田泰土(上智大学 教授)
4音楽著作権管理と法 江頭あがさ(日本音楽著作権協会・弁護士)
5映画ビジネスと法 照井勝(弁護士)
6アニメビジネスと法 村瀬拓男(スタジオジブリ 取締役・弁護士)、西方大輔(スタジオジブリ 執行役員)
7ゲームビジネスと法 上村哲史(弁護士)
8漫画ビジネスと法 冨重実也(集英社)
9プラットフォームビジネスと法 長島匡克(弁護士)
10コンテンツビジネスと法/法政策 吉野直樹(ソニーグループ・弁護士)
11アートビジネスと法 小松隼也(弁護士)
12スポーツビジネスと法 稲垣弘則(弁護士)
13放送ビジネスと法 菊間千乃(弁護士)
14日本の知財戦略と政策 中原裕彦(内閣府知的財産戦略推進事務局長)

コンテンツ産業におけるIPの戦略的活用に関する記事はこちら

10908-654-278f9cf429152b5c4f5d7a8584b634db-1000x571