「フライパンにくっつかない」 味の素、羽根つきで焼ける冷凍餃子を国内外へ訴求

(※本記事は「食品新聞」に2025年2月7日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

寺本博之社長(中)、杉田博司執行役員(右)、駒木根理花氏
寺本博之社長(中)、杉田博司執行役員(右)、駒木根理花氏

味の素冷凍食品は、フライパンへの貼りつきをさらに改善した「AJINOMOTO ギョーザ」の訴求を強化する。2025年春のリニューアル品(2月9日発売)では、かつて「12個完全に張りついてしまうフライパン」で検証したところ、9割以上で改善効果が得られた。このほどメディア向けに焼き体験会を開き、寺本博之社長は「誰でも失敗なくキレイに焼けるよう、味の素グループの技術を結集して進化させた」とアピールした。

開発を担当したマーケティング本部の駒木根理花氏によると、テフロン加工が剥がれてきたフライパンの場合、餃子の皮に含まれるでんぷんが加熱で凝固した際に貼りつきの原因になるという。それを改善するため独自技術で「羽根の素」を改良。フライパンと皮の間に油の膜ができるような配合に変更し、フライパンの鉄とでんぷんが接触する面の割合を減らすことで、貼りつきにくくした。「調理のしやすさが向上するとともに、一番おいしい状態で食べていただきやすくなった」(駒木根氏)と自信をのぞかせる。

続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。

  • 記事本文残り64%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。