建ロボテック 500kgの資材を運べる建設資材搬送ロボットを発売

建設現場向けロボットソリューションの建ロボテック(香川県三木町)は2023年3月13日、建設資材搬送ロボット「運搬トモロボ」の提供を開始すると発表した。軽量・小型で不整地を走行して500kgの資材を運ぶことができるロボットで、建設現場で人力で行われている危険を伴う重量物の運搬作業を省力化・省人化する。 

運搬トモロボは、2台のロボットの間に台車を設置し、専用レール上を行きと帰りで走行して資材を運搬する。建設現場には不整地が多いが、軽量で強固なトラス形状仮設レールのため、段差や開口があっても走行が可能。ロボット本体は軽自動車のトランクに収まる大きさと、大人が1人で運べる重さを実現した。ロボットは連続5時間稼働することができる。 

建ロボテックは運搬トモロボを今年2月に開発、試験走行等を経て改修と改良を施し、4月からレンタルで提供を開始する。今後は鉄筋、ブロック、セメント袋、ミキサー機、木材、鉄骨など用途や資材に合わせた専用台車を開発していく。

建ロボテックは建設現場出身の創業者が2013年に設立したベンチャーで、人とともに働く協働型ロボット「トモロボシリーズ」を中心に、建設現場の生産性向上と作業者の安全確保及び負担軽減を実現するソリューションの開発に取り組んでいる。

ニュース1_建ロボテック49863071

建設資材搬送ロボット「運搬トモロボ」