集英社が100周年記念の海外向けサービス開始、マンガ400作品を100超の言語に翻訳配信

2026年8月8日に創業100周年を迎える集英社は、100周年記念企画の一環として、グローバルサービス「MANGA MILLION」を8月6日に公開した。約400作品、計100万ページのマンガをプロの翻訳家が100以上の言語に翻訳し、期間限定で無料配信するもので、登録は不要。配信期間は2026年8月6日から2027年12月末までを予定している。

同サービスでは海外に向けて、『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『キングダム』『推しの子』『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』など少年・少女・青年マンガ約300作品を含む約400作品を配信する(翻訳言語数・公開範囲は作品によって異なる)。対応言語は英語、中国語、ヒンディー語、スペイン語、フランス語、アラビア語、トルコ語、タガログ語、韓国語、ポーランド語など100以上に及び、なかでも『ONE PIECE』は107言語で展開する。対象作品のうち約300作品は、今回が初の英語翻訳となる。

さらに、8月中旬より、集英社の各誌で連載中の約30作品を対象に、最新話を日本での掲載から約2~3週間後に順次配信する「ニアサイマル配信」を開始する。なかでも『ONE PIECE』については、イタリア語、モンゴル語、スワヒリ語をはじめとした96言語での展開を予定している。また、対象となるそのほかの約30作品は、これまで「MANGA Plus by SHUEISHA」でもサイマル配信を行っていなかった作品であり、英語での配信を実施する。これにより、世界中の幅広い読者に対し、正規版による最新話をこれまで以上に迅速に届け、新たな作品と出会う機会の拡大を図る。

なお、同サービスは海外向けサービスのため、日本国内では限定的な公開となる。閲覧可能なコンテンツは、全107言語で翻訳された『ONE PIECE』(1~12巻“東の海編”)のほか、著者や各国出版社へのインタビュー企画(英文)といった特集記事となる。

同プロジェクトの責任者で「MANGA Plus by SHUEISHA」編集長の細野修平氏は、「100周年事業なので『100言語』『100万ページ』分翻訳したら面白いのでは?というシンプルなアイデアから始まったが、検討するうちに『まだマンガが届いていない国がある』『言語の壁によって読まれていない作品がある』といった課題を解決するのにうってつけの企画だと思うようになった。100言語・100万ページという前例のない翻訳企画が、世界中の読者と日本のマンガとの最高の出会いのきっかけになることを願っている」とコメントしている。