ゴールドウインとSpiber 次世代新素材衣料の量産に成功、世界同時発売へ

ゴールドウイン(東京都渋谷区)は2023年9月25日、Spiber(山形県鶴岡市)と2015年から共同開発に取り組んできた構造タンパク質素材「Brewed Protein(ブリュード・プロテイン)繊維」を使用した2023秋冬コレクション、4ブランド全17アイテムを2023年9月29日に世界同時発売すると発表した。

同コレクションは、「リジェネラティブ・サークル(REGENERATIVE CIRCLE)」をコンセプトに、Brewed Protein繊維を次世代の革新的な素材として実用性を確立し、環境負荷の高い枯渇資源由来や動物由来の素材と置き換えることで、地球環境、社会・産業のあり方をより良い状態へと再生し、循環を可能にすることを目指し開発した。コレクションの発売に伴い、東京とロンドンで2023年9月29日の発売同日からポップアップストアをオープンする。 

ゴールドウインは、アパレル産業をとりまくさまざまな環境問題の改善を目指し、2015年からSpiberとアパレル製品への展開に向けた構造タンパク質素材の共同開発を行ってきた。2019年からの4年間で、Tシャツ、アウター、セーターなど7アイテムをすでに販売したが、いずれも数量限定での抽選販売となり、市場へのインパクトは小さかった。しかし今回、共同開発の開始から8年を経て、原料の量産が実現し、世界同時発売ができることになった。

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