障害者就労、行政BPOなど 「シェア」を核に課題解決に挑む

アウトソーシングの力で企業変革を支援し、社会課題を解決することをミッションに掲げるエスプール。複数事業者の共通業務を「シェアード型」で受託するスキームで事業拡大を続ける。代表取締役会長兼社長を務める浦上壮平氏に、事業設計の勘所と将来ビジョンを聞いた。

浦上 壮平 エスプール 代表取締役会長兼社長

障害者に特化した農園で
370社、2200名以上が安定就労

コールセンターサービスや販売・接客に強い店頭支援サービス、バックオフィス業務を支えるオフィスサポートサービスなど、エスプールは人材派遣・アウトソーシングの領域で、さまざまな業態のクライアントのニーズに応えてきた。なかでも、大きな成果を上げているのが障害者雇用だ。2021年3月、民間企業における障害者の法定雇用率が2.3%に引きあげられたが、障害者の特性に適した職場づくりに苦慮する事業者は多く、その大半は「社内で適した業務が見つからない」「採用してもすぐ辞めてしまう」「現場の負担が大きい」などの課題が挙げられる。

一方エスプールでは、障害者雇用支援の新しい形として2010年に「わーくはぴねす農園」を開設した。クライアント企業が障害者を直接雇用し、農作業に従事してもらう企業向け貸し農園サービスだ。農業や雇用継続の専門家によるサポートもあり、「農業のノウハウがない」「障害者雇用は初めて」という企業にとっても、安心・安全な体制が整っている。雇用前の適性判断も丁寧に行い、入社から1年後に働き続けている割合は92%を超える。長期的な視点で採用コストの削減につながる点も評価され、業界業種問わず、上場・有名企業370社以上の利用があり、「わーくはぴねす農園」で就業する障害者は2200名以上に上る。

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