大学院の夏期集中講義で 各自の構想をブラッシュアップ

事業構想のための研究環境
アイデアが生まれる大学院

事業構想大学院大学修士課程の一年は、主に前期と後期に分かれる(それぞれ約4ヵ月)が、休暇期間にも、短期集中型の講義を実施している。今年度も夏期集中講義がスタートした。竹安聡教授が東京校と大阪校で担当する「組織における理念構築」は、組織における「経営理念」や「ブランド」戦略、「CI」活動の重要性を、ケーススタディを通じて学び、同時に自らの事業構想に落とし込むことで、その存在意義やミッションを明確にしていくことを目的とする。初回から活発なグループディスカッションが行われ、院生はアイデアの共有と議論から事業構想のヒントを探った。

ほかにも、集中講義ではグローバルビジネス、リスクマネジメント、Web3.0、データ分析など多様なテーマで科目が設けられ、専門知識の理解とともに実践知に基づく講義から院生は新たな発・着・想を見出す。本学では事業構想に特化したカリキュラムと専門を極めた教授陣、さらに多種多様な業種業界から集まり豊富な実務経験を有する院生、各地で活躍する修了生の存在が事業構想研究を加速させる。

事業構想大学院大学は、2024年度入学の出願を開始した。本学の研究環境を知る機会として、大阪校では、修了生が登壇する説明会を実施。入学検討者に向けて、自身の経験を踏まえた社会人大学院に通う意味をつまびらかに語った。各校で説明会・セミナー等を予定している。

事業構想サイクルに基づくカリキュラム

アイデアを生み出し続ける2年間

 

<現役院生の声>

人事として、大学院で
事業構想を研究する意義

石原 健一朗(いしはら・けんいちろう)
ダイドーグループホールディングス
人事総務グループ シニアマネージャー
大阪校6期生(2023年度入学)

人事としてキャリアを発展させたいと一念発起し、拡充された人材開発支援助成金を活用して大学院に入学しました。当社は大阪府太子町、事業構想大との産官学連携協定を締結し、「大阪府太子町 未来への道プロジェクト研究」を発足しており会社からの理解と応援も得ることが出来ました。大学院では普段出会えないような方との交流を通して、多岐にわたる業界の事業内容やその事業に携わる人・組織に関しても知見を広め深めることができます。人事のポジションの方が入学することは有意義だと感じています。

人と組織に関わってきた中で、「このようなサービスがあって欲しい」と願うものの、世に存在していないサービスがあります。その背後にある理由を探究し、私自身が「人事の専門家としての視点から求められる事業」から出発し、ひいてはそれが世の中の経営者や人事の方に役に立つような事業構想に挑戦していきたいと思います。

アイデアと視野を広げ、
実現を見据えた事業構想を

岩﨑 恭典(いわさき・やすのり)
中日新聞
名古屋校5期生(2023年度入学)

所属企業で大学院入学の社内公募があり手を挙げました。会社や自身の現状を変えたい思いがありながらも、面接で「その構想は本当に実現できるのか」「需要はあるのか」と問われると答えられないもどかしさがありました。

入学してみると、経験豊富な教授陣による講義、経営者や消防士など多様な職業から集まった院生との議論から、毎日のように新たな発見があり、答えに近づいていると実感しています。院生が共有している書籍は、事業構想に役立つことはもちろん、前に読んだ人が重要だと思うところに線が引いてあったり付箋が貼られていることもあり、本一冊の中でもアイデアや気づきが共有される環境に面白さを感じます。

現在は、部活動の地域移行に伴い受け皿となる地域クラブや団体をサポートする事業構想を考えており、大学院の研究環境を最大限に活かして、実現を見据えた構想を練っていきたいと思います。

事業構想大学院大学 修士課程

新事業で未来を創る
事業構想大学院大学

対象院生

①企業・組織の新規事業担当者
②事業承継者(及び予定者)
③地域活性化を志す人
④ベンチャーを起こす人
⑤ソーシャルビジネスを志す人

学位

事業構想修士(専門職)

校舎

東京校(表参道駅1分・南青山)
名古屋校(名古屋駅直結・JRゲートタワー)
大阪校(大阪駅直結・グランフロント大阪)
福岡校(博多駅直結・JRJP博多ビル)
仙台校(仙台駅直結・JR仙台イーストゲートビル)

イベント情報

オープンフォーラム(東京校開催)
「持続可能性から新事業を考える」
日時:9月9日(土) 15:00~17:30
会場:事業構想大学院大学 東京校
参加費:無料

各校舎・オンラインで、セミナー/説明会/個別相談を随時実施しています。最新のスケジュールは本学HPよりご確認ください。

事業構想大学院大学公式ホームページ
www.mpd.ac.jp

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