2017年6月号
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ファッションの新事業

バングラデシュに500人雇用創出 注目のエシカルブランド戦略

原口 瑛子(ビジネスレザーファクトリー社長)

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バングラデシュ貧困層の雇用創出のために設立された本革ブランド『ビジネスレザーファクトリー』。当初2人だった雇用は、わずか2年で約500人に。いま最も勢いのあるエシカルブランドの戦略とは。

バングラデシュの貧困層に雇用を創出するために設立された本革ブランド『ビジネスレザーファクトリー』。高品質・低価格なものづくりで全国に直営店を拡大し、わずか2年で500人の雇用創出を実現した

2014年1月に設立された『Business Leather Factory(ビジネスレザーファクトリー)』は、ボーダレス・ジャパンが展開する、ビジネスシーンに特化した牛本革製品のブランドである。ボーダレス・ジャパンは、“ソーシャルビジネスで世界を変える”をコンセプトに、社会起業家らが集い、発展途上国における貧困問題や世界中でおこる人種差別などの社会問題を解決するための9つの事業を展開していている。

バングラデシュに雇用を創る

ビジネスレザーファクトリーの設立目的は、バングラデシュの貧困層に雇用を創出すること、さらには現地の人々の生活基準をあげることにある。

バングラデシュは、日本の4割という狭い国土に約1億5千万人を抱える、アジア最貧国のひとつ。失業率も18.5%と高い上に、自分の家族だけではなく、親兄弟を養わなければならない貧しい家庭環境の人たちがたくさんいる。

ボーダレス・ジャパンは、バングラデシュで年に一度開催される宗教的なお祭りで処分されていた大量の牛革に着目して、革製品に加工する製造工場を設立。これにより、資源の有効活用と革製品の生産に携わる雇用の創出を可能にした。

 「もともと弊社には“JOGGO”と革製品のカスタムオーダー事業があったのですが、1ブランドだけでは雇用創出に時間がかかります。そこで、もっと多くの雇用を生み出すために生まれたのが“ビジネスレザーファクトリー”でした。」と、社長の原口瑛子氏。

当初は2人だけだった自社工場の雇用スタッフも、わずか2年で500人を超えるまでに。さらに特筆すべきは、あえて貧しい家庭環境の人や、ほかの工場では採用されづらい未経験者や労働差別に合いやすい女性を優先して雇用している。

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