2015年4月号
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サロンスピーチ

アイリスオーヤマの新規事業開発 ユーザーインで需要を創造

大山 健太郎(アイリスオーヤマ 代表取締役社長)

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年商500万、社員5人の下請工場から、売上3000億円の会社に成長したアイリスオーヤマ。「快適生活」をキーワードに年間1000以上の新商品を生み出し、オリジナルな事業展開で常に時代の先端を行く。大山健太郎社長が、独自の経営理念を語る。

潜在需要を掘り起こす

園芸用品、ペット用品、収納用品、家庭用品、LED照明からコメまで。多種多様な事業展開を繰り広げるアイリスオーヤマ。取り扱う商品アイテムは1万5000にのぼる。時代に合った新商品を次々と生み出す発想の原点は「ユーザーインの需要創造」だ。

大山健太郎社長が、癌で早世した父親に代わり稼業であったプラスチック製品の下請工場を継いだのは19歳の時。下請時代、親会社からのコストダウンに悩まされ、必至にコストダウンしても、店頭価格は一向に変わらないという不条理も経験してきた。

アイリスオーヤマ 代表取締役 社長 大山 健太郎 氏

「我々のような零細企業が生き残っていくためには、プロダクトアウトでもマーケットインでもなく、常にユーザーインで物事を考える必要があると考えました」

ユーザーインで顕在化していない需要を掘り起こし、需要を自ら創造する。そこにこそ、小さな企業が生き残っていく活路がある。その発想が、これまで数々の新商品や新市場を生み出してきた。

代表的なのは、「中身が見えない」という潜在的不満に注目して作ったクリア収納ケースだ。日本でヒット後、海外へも販売。世界中の収納ケースが透明に変わった。1990年代には園芸用品に注目し、ガーデニングブームを起こし、2000年代に入るとペット用品に着手し、ペットブームの火付け役となった。

「需要を創造すれば、競争相手はいないわけです。一つのビジネスで100%を取るより、次々と新しいものを生み出し、新しい需要を創造するビジネスを追求してきました」

業種から業態化へ

アイリスオーヤマは、メーカー(製造)とベンダー(問屋)の機能を併せ持つという点でもユニークな企業だ。

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