変化への適応力を支えるインサイト
米俳優のトム・ハンクスが、主演した最新作『キャプテン・フィリップス』(ポール・グリーングラス監督)を引っ提げ、六本木ヒルズで開幕した第26回東京国際映画祭(TIFF)にあわせ、この10月に約4年半ぶりに来日した。
毎回、作品の構想に合わせ自らを作り上げ、様々な変化を見せるトム・ハンクス。近年では『ダ・ヴィンチ・コード』のロバート・ラングドン教授役や、『クラウド アトラス』で演じた一人6役などで強烈な印象を残している。
元々バラエティ番組で活躍する若手コメディアンだったハンクスは、『フィラデルフィア』、『フォレスト・ガンプ/一期一会』の2作品が当たり役となり、2年連続でアカデミー主演男優賞を受賞したことで、一気にハリウッドスターの一角として名を連ねるようになった。
その役作りの激しさはつとに知られ、役柄に自らを近づけるために、15kg以上の減量・増量を繰り返し、そのことがたたったのか、つい先日には糖尿病と診断されている。
ハンクスの千変万化の役作りの秘訣は、役柄に深く迫っていくインサイトがもたらす適応力にある。
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