J-NEXUS 富山、石川、福井にESG投資呼び込みDX推進する事業を採択

経済産業省は、2021年3月22日、「J-NEXUS 産学融合先導モデル拠点創出プログラム」の採択事業を発表した。今回選ばれたのは、富山県・石川県・福井県の北陸エリア。2020年に採択された北海道、関西(近畿)エリアに続く、3つ目の地域となった。

採択された計画は「北陸RDX ~DXとESG投資による次世代への飛躍~」と題するもの。北陸地域の自治体と国立大学、経済団体が中心となって「北陸DXアライアンス(HDxA)」を設立し、製造業や農林水産業などの地域産業のデジタル化(RDX)を進める。さらに、ESG関連の投資資金を北陸地域のRDX推進のための資金源として呼び込み、地元の企業、研究機関、公共団体と協働して地域経済と生活環境の底上げを図る。

J-NEXUSは、産学融合の先導的取組とモデル拠点構築に向けた支援を行い、大学を起点とするオープンイノベーションの深化とさらなる拡大を目指すプロジェクトだ。北陸エリアでは、富山大学と金沢大学、福井大学、北陸先端科学技術大学院大学が「学」の参画機関となるほか、北陸産業活性化センター、富山県産業技術研究開発センター、石川県産業創出支援機構、福井県民衛星技術研究組合、地元銀行、北陸経済連合会なども加わる。総括エリアコーディネーターには、日本総合研究所専務執行役員の井熊均氏が就任する。

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