民都機構、埼玉縣信用金庫 埼玉初のまちづくりファンドを設立

民都機構は、埼玉縣信用金庫と「さいしんまちづくりファンド」を設立したと2020年2月18日に発表した。空き店舗などを活用した民間主体のリノベーションまちづくり事業を資金面で支援する。対象となるのは、草加市、越谷市、さいたま市岩槻区、川越市、小川町に設定される5つのエリアだ。

これらのエリアは、買い物客の市外流出にともなう商業活動の低迷や、高齢化・後継者不足により空き店舗が増加するなどの課題を抱えている。歴史的建造物があるエリアでは、所有者が保存を断念したり、建て替え・取り壊しにより、景観の連続性が失われるなどの課題もある。

同ファンド総額は1億2000万円。空き店舗、歴史的建造物などをリノベーションし、宿泊施設や飲食・物販施設として整備・運営することで、地域課題の解決に資する事業を支援していく。

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