Liquid オンライン本人確認システムをLINE証券が採用

LINE証券が、新しい証券口座開設サービスとして、オンラインで本人確認を完結する「LIQUID eKYC」を導入した。Liquid(東京都千代田区、月刊事業構想2018年12月号参照)が2019年10月3日に発表した。「LIQUID eKYC」を採用するのは、証券業界としてはLINE証券が初めて。

「LIQUID eKYC」は、犯罪収益移転防止法施行規則に基づく、「オンラインで本人確認を完結するeKYC(顔・写真付き本人確認書類の画像情報の送信を受ける方法[改正規則6条1項1号ホ])」に対応している。このシステムでは、スマートフォンのカメラで、写真付き本人確認書類や顔を撮影するだけで本人確認が完了する。これによりLINE証券では、これまで4営業日程度かかっていた口座開設申込から口座利用までの手続きを、最短翌営業日に短縮することが可能になる。

金融の取引時確認(犯罪収益移転防止法)だけでなく、中古品買取(古物営業法)や携帯電話契約、不動産取引、CtoC取引において、本人確認をオンライン化する流れがある。Liquidでは、業界や事業者をまたぎ、横断的に不正検知を行う仕組みを提供していく考えだ。

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