農水省 ジビエ食肉処理施設の認証を開始

農林水産省は、野生のシカ・イノシシの食肉処理施設の認証をする「国産ジビエ認証制度」を制定したと2018年5月18日に発表した。2017年度に「国産ジビエ認証制度制定に関する専門委員会」で検討した衛生管理基準や、認証の体制に基づき、制度を構築した。

野生のシカ・イノシシの食肉流通量を増やすためには、消費者が安心して食べられるよう、家畜の肉と同様の衛生管理基準の順守やトレーサビリティの確保が求められる。今回の認証制度では、食肉処理施設の申請に基づく審査を行い、基準を満たしている施設に認証を出す。

認証を受けた施設は、加工したシカ・イノシシ肉に認証マークを表示できる。また、包装されたシカ・イノシシ肉に表示するラベルの記載事項として、金属探知機による検査済みであること、QRコードなどで捕獲年月日、捕獲地域、捕獲方法や捕獲者などの情報を示すことも求めている。

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