東京は安全で安価な留学先 海外調査会社が発表

大学・高等教育機関に関する調査を実施しているQS(Quacquarelli Symonds)社は、留学先としての都市の魅力をランキングしたQS Best Student Cities Rankingにおいて、東京が留学先都市として、ロンドンに次ぐ第2位となったことを2018年5月8日に発表した。前回は7位だったが、大きく順位を上げた。

東京が留学生にとって魅力的な理由として、「就労環境」「生活環境」の良さが挙げられる。就労環境については東京は全都市の中でトップとなった。また、生活環境では、安全・安心な住環境が高く評価されたことから、世界第2位となっている。この他、国際的なレベルの大学が複数存在することや、留学費用が手ごろであることも魅力となっている。

日本からは、東京の他に関西圏(京都・大阪・神戸、19位)と名古屋(92位)がランクインした。アジアでは、ソウルが10位に、北京が26位に入っている。オーストラリアとドイツは2都市がトップ10にランクインしているが、米国は13位のボストンが最高位だった。留学費用と学生の多様性の面で、留学先としての米国の魅力は低下しているという。

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