渋谷の街づくり組織 渋谷未来デザイン設立会見

 

東京渋谷区の次世代型まちづくりを推進する産官学民連携組織、一般社団法人渋谷未来デザインの設立会見が2018年4月25日に開催された。渋谷区のほかソニーやNTTドコモ、京王電鉄など大手企業15社がパートナーとなり、渋谷の観光振興やブランディング、社会課題解決に繋がるプロジェクトをオープンイノベーション形式で共創する。

 

2018年度は最先端テクノロジーの実証実験、渋谷区公式商品の開発、笹塚・幡ヶ谷・初台での市民共創事業、民有地を含むパブリックスペースの利活用コンペなどに着手する。また、渋谷未来デザインのフューチャーデザイナー(特別アドバイザー)としては夏野剛氏(慶應義塾大学大学院教授)、林千晶氏(ロフトワーク代表取締役)、佐藤夏生氏(EVERY DAY IS THE DAY共同代表)など7人が就任した。

 

代表理事に就任した東京大学の小泉秀樹教授は会見で「ニューヨークやロンドンに負けない発信力のある都市を目指し、市民や企業の皆さんと一緒に様々な活動をしていきたい」と話した。渋谷区の長谷部健区長は「産官学民の新しい組織に渋谷区として大いに期待している」とコメントした。

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渋谷未来デザイン設立会見の模様。左から夏野剛慶應義塾大学大学院教授、長谷部健渋谷区長、小泉秀樹渋谷未来デザイン代表理事(東京大学教授)、林千晶ロフトワーク代表取締役、佐藤夏生EVERY DAY IS THE DAY共同代表