GMOメイクショップ アパレル向けECアウトソーシングサービスを開始

 

GMOメイクショップ(東京都渋谷区)は、2018年4月25日、ファッションに特化したEC運営代行サービス「フルアウトソーシング for ファッション by GMO」を開始すると発表した。GMOメイクショップは、ネットショップ構築ASP「MakeShop」を提供しており、国内では2万2000店舗が導入済みで、これを介した2017年の流通総額は1480億円となっている。

 

今回、中古ブランド品の受託販売や買取などを実施しているretro(東京都渋谷区)のEC受託事業を買収。同部門のスタッフやノウハウを既存サービスに融合させることで、ネットショップ構築、運営から商品発送、顧客対応などまでを一貫して行う受託運営サービスに進出することになった。

 

「フルアウトソーシング for ファッション」では、服飾品を販売するネットショップの運営に必要な、各種の業務を一貫して受託する。ECサイトをデザインして、ネット上の集客を行うほか、顧客ブランドの商品を受け取り、モデルを用いた写真撮影をしたり、在庫管理、商品の発送、コールセンター業務や販促施策の実行などを手掛ける。単純なフルフィルメント代行だけでなく、まとめ買いや下取りによる割引サービスや、コンテンツマーケティングによる誘客などにも対応する。この新規サービスにより、初年度3億円、3年後には20億円の売上を目指す。

 

同社の向畑憲良社長は、「ECの中でもファッションは成長分野で、EC運営代行には大きな需要がある。アパレルブランドには商品づくりやブランディングに注力し、EC運営はGMOメイクショップで請け負うことで、共に売り上げの数値を伸ばしていきたい」と話した。

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向畑憲良 GMOメイクショップ 代表取締役社長、佐々木晶俊 同 EC運用受託部リーダー