大規模マンション内に物流システムを導入 宅配を効率化

システム構築には、パナソニック・エコソリューションズ、フルタイムシステムが協力した。同マンションでは、共用部分に物流センターを設け、宅配スタッフを常駐させる。宅配事業者は荷物を同センターに配達し、マンション内の宅配は常駐スタッフが担当する。配達の際は、常駐スタッフが携帯電話からインターホンに接続して、配達先に住民がいれば荷物を届け、不在の場合には宅配ボックスに入れる。

宅配ボックスについては、後から荷物を追加できるように改良を加える。異なる配送業者から1戸に複数の荷物が届くと、それぞれの業者が異なる宅配ボックスを使用するため、ボックスが満杯になり、荷物の持ち帰りの原因になっている。新システムでは物流センターで各戸の仕分けをし、追加入庫可能な宅配ボックスを採用することで、効率よく宅配ボックスを使えるようになる。

三井不動産レジデンシャルは、今後建設する大規模マンションにも同様のシステムを導入することを検討している。