産官学で構想するSDGs クリエイティブミーティング開催

クリエイティブ・シティ・コンソーシアム(以下「CCC」)主催の「SDGs」をテーマにしたクリエイティブミーティングが、2018年3月1日、イッツコムホール二子玉川で開催された。CCCは、最先端の知見や専門的知識を深めるためのセミナーや講演会を、2015年度より開催している。

冒頭は、西口尚宏氏(一般社団法人Japan Innovation Network専務理事)が、SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)の捉え方について講演した。SDGsの基本知識から始まり、SDGsはイノベーションの機会であること、イノベーションには構想力が重要であることなどを語り、試行錯誤しながら自由に構想することが今求められていると訴えた。

続くパネルディスカッションでは、西口氏のファシリテーションのもと、田中里沙(事業構想大学院大学 学長)、保田由布子氏(国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所 渉外・広報官)、藤崎壮吾氏(富士通株式会社 環境・CSR本部 CSR・SD戦略統括部長)が登壇。産官学それぞれの立場からSDGsに対する考えを発表するとともに、SDGsを観念ではなく自分事化し、さらに事業につなげるための議論がなされた。チャットツールを使って来場者から上がった声にもその場で応える、クリエイティブなディスカッションとなった。

3月1日発売の月刊事業構想4月号では「SDGs×イノベーション 世界を変えるビジネスのつくり方」と題した特集で、西口尚宏氏のインタビュー記事などを掲載している。

産官学で構想するSDGs クリエイティブミーティング開催