福島県昭和村、凸版印刷 独居高齢者のIoT見守り実証を開始
福島県昭和村と凸版印刷は、介護業務支援サービス「LASHIC+」を活用する実証実験を2022年12月下旬から2023年3月まで実施する。2022年12月26日に発表した。センシングとAIを活用して、昭和村に在住の独居高齢者の見守り業務を支援するものだ。
「LASHIC+」は、温度・人感などのセンシングが可能な簡易センサーと、そこから取得した情報を統合解析できるAIにより、プライバシーに配慮した形で施設入居者の行動を把握し、介護従事者の業務負荷を軽減することを目指したサービス。2021年より凸版印刷が提供している。
今回の実証では、昭和村における後期高齢者の独居住まいを対象に同サービスを導入する。「LASHIC+」の自治体向けの活用を狙ったものだ。一人暮らしの高齢者が多い昭和村では、見守りが必要な独居高齢者へ役場の担当職員が定期訪問を実施している。システムの活用による定期訪問の適正化、異常の早期発見や、自治体職員の業務負荷軽減を目指していく。