宇宙建築スタートアップのSpace quarters 「S-booster2022」で受賞
Space quarters(東京都渋谷区)は2023年2月10日、内閣府主催の宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-booster2022」で、宇宙空間での溶接技術を用いた大型構造体の建築技術の開発について、スカパーJSAT賞を受賞したと発表した。
Space quartersはIHI技術開発本部出身者らが2022年6月に設立。宇宙ステーションのモジュールや大型アンテナなどの構造物を、宇宙空間で溶接を用いて組み立てる技術及びサービスを開発している。現在は建築サービスの実現のため、宇宙空間に適した溶接機と、それを動かすロボットシステムの開発を進めており、今後は地上そして軌道での技術実証を通して技術を確立する方針。
S-boosterは日本の内閣府宇宙開発戦略推進事務局が主催、JAXAとNEDOが共催する、国内およびアジア・オセアニア地域を対象とする宇宙を活用したビジネスアイデアコンテストで、2022年度で5度目の開催となる。
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