JETRO 米国Kickstarterと日本製アニメのクラウドファンディングを実施
日本貿易振興機構(JETRO)は2023年1月11日、米国最大のクラウドファンディングプラットフォームKickstarterと連携し、日本のアニメ制作支援のクラウドファンディングプロジェクトを開始したと発表した。日本のアニメスタジオによるクラウドファンディングを支援し、日本のアニメの海外展開を後押しする。
スタジオよんどしぃやパブリックアーツなどアニメスタジオ5社のプロジェクトを支援する。各社は1月10日から2月13日までクラウドファンディングを実施。JETROはクラウドファンディング各社プロジェクトページの作成・編集や、リワード(お返し)の設定などプロジェクト立ち上げに当たってのコンサルテーション、ソーシャルメディアや米国アニメイベント等を通じたプロモーションなどを行う。
オンライン動画配信プラットフォームの世界的な普及に伴い、世界での日本のアニメ人気はここ数年で急速に高まっており、2021年の日本のアニメの海外市場は前年比6.0%増の1兆3134億円と過去最高を記録。従来JETROは海外コンテンツ配信事業者や放送局、映画配信会社などと日本企業のB2Bのマッチングを支援してきたが、本事業により海外市場を見据えたコンテンツ制作を支援するとともに、日本のコンテンツファンのすそ野拡大を目指す。
支援対象の1つ、ピコナ社の「サムライ・パイレーツ」