郵船ロジスティクスとJR貨物、羽田空港着航空貨物を鉄道で国内へ輸送
郵船ロジスティクスとJR貨物(月刊事業構想2023年4月号参照)は2023年12月22日、羽田空港到着の輸入航空貨物を鉄道コンテナに積み替え国内配送するスキームを構築し、2023年10月からサービス提供を開始したと発表した。羽田空港は成田国際空港と比較してJR貨物の駅が近いという地理的優位性を生かし、輸送距離や貨物量などの条件によってはトラックでの輸送と同等の時間、料金での手配を実現している。
鉄道輸送のメリットとしては、大量輸送機関として労働力不足に対応できることや鉄道の定時性により安定した輸送サービスを提供できることが挙げられる。また、貨物列車のCO2排出量は営業用トラックの約1/11、内航海運の約1/2との試算があり、CO2排出による気候変動をはじめとした環境課題の解決に貢献することができる。
郵船ロジスティクスは海上・航空貨物輸送、倉庫・配送サービス、サプライチェーンマネジメントをグローバルに提供するサプライチェーン・ロジスティクス企業。2050 年までに全サービスのネット・ゼロエミッション化を目指し、それに向け 2030 年までにグループの温室効果ガス排出量を 45%削減する中期目標を設定している。
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