特殊冷凍機開発のデイブレイク シリーズBで20億円を調達

フードテック企業のデイブレイク(東京都品川区)は2023年7月19日、モバイル・インターネットキャピタル等を引受先とした第三者割当増資と金融機関からの融資で、総額20億円のシリーズBラウンド資金調達を実施したと発表した。今回の調達を通じて、特殊冷凍機のノンフロン化やIoT機能、海外進出などを加速していく。 

デイブレイクは2013年創業の「特殊冷凍」をコアテクノロジーとするフードテック企業。従来の急速冷凍に特殊な原理を加えることによりさらに高品質な冷凍を実現する技術で、これまで冷凍が難しかった食材の冷凍を可能にし、食品ロスの防止や、生のままでは流通が難しかった商品の販路拡大などを実現している。2021年10月には自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、1年半で400社以上に導入されている。

資金調達により、グローバル展開を見据えて世界で求められる特殊冷凍機のノンフロン化や、新たな冷媒の研究開発などを通し、環境に配慮した製品開発を推進していく。また、特殊冷凍機におけるリモートコントロールや遠隔監視などのIoT機能のバージョンアップ、国内におけるショールーム拠点の複数開設、海外進出にむけた広告販促費用などにも活用する方針。

ニュース2デイブレイクシリーズBラウンドで20億円を調達