セキュア シリコンバレーのスタートアップと無人店舗ソリューションを展開
セキュア(東京都新宿区)は2023年2月16日、AIを活用した店舗ソリューションを開発・提供するシリコンバレーのスタートアップAiFiと無人店舗ソリューションの展開に向けた業務提携をしたと発表した。リテールテックJAPAN2023にて、無人店舗ソリューションを参考展示する。
AiFiはシリコンバレーに本拠地を置く2016年創業のテック系スタートアップ。独自のAIセンサーとカメラネットワークベースのシステムを持ち、レジレス型の無人店舗ソリューションを提供し、米国では60店舗以上の無人店舗を展開している。買い物客はクレジットカードや専用アプリをかざすことで店舗に入店でき、AIを搭載したカメラが匿名化された来店客の動きを追跡し、手に取った商品を認識する。買い物客は商品を手に持って店舗出口から退店すると、商品のレシートが自動で送られてくるので会計の手続きをすることなく、そのまま帰宅できる。従来、無人店舗に使用されることの多い重量センサーを使用しないため、既存の店舗什器に適応し、改装や新たな什器導入のコストは不要。非接触でスマートな購買体験が可能となり、店舗側も省人化による店舗運営の効率化が期待できる。
セキュアは今後、研究開発で培った技術とノウハウをベースに、AiFiと共同で無人店舗ソリューションの開発を強化し、顧客からのフィードバックを受けながら日本の小売市場に最適化された無人店舗ソリューションの提供を目指す。また、解析サーバーの提供・技術支援をレノボ・ジャパンと協業し、AIプラットフォームの提供・技術支援をエヌビディアと協業して、顧客に提案・提供していく。