eスポーツゲームクリエイターアカデミー 他地域からの人流形成に貢献
泉佐野市が主催した「eスポーツゲームクリエイターアカデミー2024春」の実施報告書がこのほどまとめられた。同アカデミーは、2024年3月30日と31日に泉佐野オチアリーナで開催された、小中学生がプロeスポーツ選手や現役クリエイターから直接学び、体験できるイベントだ。
会場に用意したコンテンツは、「eスポーツ体験ブース」「ゲームクリエイター体験ブース」「インフルエンサーファンミーティング」「プロeスポーツチーム『ENTER FORCE.36』大抽選会」「スイカゲーム(国産パズルゲーム)ブース」の5つ。これらとは別に、輪投げや射的など現実世界のゲームができる縁日ブースも用意した。
イベントへの参加は事前申込による抽選制で、2日間で1001人が来場した。将来のゲーム・eスポーツ業界の発展と次世代人材の育成、eスポーツやゲームを通じた社会課題解決の推進などを目標に、保護者に対しても、スポーツやメタバース業界の面白さや可能性を知る機会を提供することがイベントの目的となっている。2日間合計で小中学生456人、大人480人が参加した(残り65人は未就学児)。泉佐野市外からの申込は807人で、上位から大阪市、堺市となっており、他地域から泉佐野市への人流も生み出した。
事後アンケートの結果では、小中学生が印象に残ったとして挙げた体験の上位3つは「eスポーツ体験」「ゲームクリエイター体験」「スイカゲーム」だった。保護者の印象に残った体験としては「ゲームクリエイター体験」「eスポーツ体験」「インフルエンサーミーティング」が上位に入った。また半数を超える保護者が、「eスポーツに対する理解が深まった」と回答した。
泉佐野市は「eスポーツ先進都市・泉佐野」の確立を目指している。「eスポーツゲームクリエイターアカデミー2024春」は、同市の「eスポーツMICEコンテンツ実証事業」を南海電気鉄道が受託して開催された。イベントの企画・運営は南海電鉄、eスタジアム、Meta Osaka、Meta Heroes、みらいのたからばこ実行委員会、Femleadとなっている。他に、機材などを提供する企業や、大阪府、和歌山県をはじめとする自治体・行政、事業構想大学院大学、近畿大学などの大学、学校関係者、また大阪商工会議所や大阪観光局などの団体がイベントを後援した。
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