慶應義塾大学とAWS ジャパン 大学発スタートアップ創出へ連携協定締結

慶應義塾大学イノベーション推進本部とアマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は2023年9月27日、慶應義塾大学発スタートアップの創出と成長を加速するための連携協定を締結した。同協定により、AWSジャパンは同大学関連スタートアップへの計算リソースの提供や、同大学へのスタートアップや起業家が必要とする技術・人材支援や情報提供などを行う。 

今回の連携協定は、コンピューティングに関するスタートアップの課題を解決し、起業やその後の成長を加速させることが目的。AWSジャパンは同大学に対し、計算リソース提供、技術・人材支援、情報提供、起業文化醸成の4つの支援を主に行っていく。例えば「計算リソース提供」では、AWS Activateプログラムを活用し、慶應義塾大学関連スタートアップに対して、最大$5000分のAWS利用バウチャーや他のSaaSのディスカウントを提供。「技術・人材支援」では、AWSエンジニアによる個別の技術相談会を開催し、CTO人材への学習やネットワーキングの機会を提供する。 

慶應義塾大学は、大学の産学連携機能を担うイノベーション推進本部内のスタートアップ部門を2022 年3月より本格始動させ、大学発スタートアップの創出・成長を通じた研究・教育成果の社会実装を推進。2022年12月には、慶應義塾大学関連スタートアップ制度や慶應版客員起業家(EIR)制度を導入し、複数のパートナー企業との連携協定の締結を発表した。慶應義塾大学イノベーション推進本部統括本部長の天谷雅行氏は、「本連携協定の下、スタートアップ・エコシステムの発展に貢献し、世界規模の課題解決ができるようなディープテック企業の成長を支援していく」とコメントしている。

ニュース1慶應義塾0929

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