Mujin シリーズCラウンドで123億円を調達、欧米への事業拡大目指す
Mujin(東京都江東区)は、2023年9月5日、シリーズCラウンドで第三者割当増資による総額123億円の調達を実施したと発表した。リード投資家はSBIインベストメントで、Pegasus Tech Ventures、アクセンチュア、Dr. James Kuffner、7-Industries Holdings B.V.が引受先だ。Mujinの第三者割当増資は9年ぶり、累計資金調達額は205億円となった。
Mujinは、工場や物流倉庫における大規模な自動化ソリューションをワンストップで提供している企業。調達した資金は、知能ロボットコントローラや3Dビジョンシステムの更なる高度化と多機能化への技術投資、モバイルロボットやデバンニングロボットなどの新製品の市場投入、様々なロボット製品含む自動化トータルソリューションをワンストップで提供する社内体制の構築および欧米事業の拡大に充てる。
Mujinは、産業用ロボット向けの知能ロボットコントローラ「Mujinコントローラ」を開発してきた企業(月刊事業構想2020年9月号参照)。同社の技術は、様々なセンサーとそれを統合するMujinコントローラを接続することで、ロボットが自律的に、環境変化に合わせた動作ができるようにする。これにより、これまで技術的に困難とされていた複雑な工程の自動化を実現するものだ。日本のほか、2019年には中国、2021年には米国に進出している。
■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら