PwCコンサルティング 男女賃金格差分析ツールの提供を開始

PwCコンサルティングは2023年7月31日、日本企業における男女賃金格差の分析および改善を支援するツールの提供を開始したと発表した。 

このツールによって、企業は、男女の賃金格差を政府の開示要請に沿った雇用区分で算出した上で、賃金項目や等級などさまざまな切り口で可視化し、自社の状況を把握することができる。加えて、勤続年数、労働時間、評価結果など男女賃金格差に影響を与えうる要素ごとに分析することも可能。

女性活躍推進法の改正に伴い、一定の従業員規模の企業には、有価証券報告書含め「男女の賃金の差異」の開示が義務付けられた。単なる男女賃金格差の公表にとどまらず、格差が発生する根本要因の特定と分析、それらを踏まえた格差解消に向けた施策の検討、実行、検証など、是正に向けたアクションを示すことが求められる。 

PwCコンサルティングは、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)にEquity(エクイティ:不公平な競争環境の是正)とBelonging(ビロンギング:組織の居心地や心理的安全性などの帰属意識)を加えた「DEIB」の概念に基づき、企業の取り組みを支援するためのサービス・ソリューションを開発している。

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男女賃金格差分析ツール