虎ノ門ヒルズステーションタワー 6日に開業
森ビルは、2023年10月6日、虎の門ヒルズステーションタワーを開業する。正式オープンに先んじて内覧会を10月2日に開催した。2014年に開業した虎ノ門ヒルズ森タワー、2020年に開業した同ビジネスタワー、2022年に開業した同レジデンシャルタワーに続く4棟目の高層ビルとなる。
ステーションタワーの開業で、グローバルプレイヤーを惹きつける多様な都市機能が複合した「国際新都心・グローバルビジネスセンター」が虎の門エリアに完成したと森ビルでは見なしている。ステーションタワーは地下4階、49階建て。商業フロア、ホテル、オフィスの他、情報発信拠点「TOKYO NODE」を設けた。TOKYO NODEは総面積1万平メートル、ホール、ギャラリー、カフェなどからなる施設で、XRライブなども発信できるクリエイターとの共創の場も設けた。
虎ノ門ヒルズは都市インフラと再開発を一体的に実施するプロジェクトで、虎ノ門ヒルズステーションタワーは東京メトロ日比谷線の虎の門ヒルズ駅と併せて開発された。同駅の駅前広場として、地下には2000平米の大空間「ステーションアトリウム」も整備した。ステーションアトリウムに隣接して様々な飲食店が連なる「T-MARKET」があり、飲食を楽しめるようになっている。
再開発の完成により、虎ノ門ヒルズ全体では区域面積7.5ヘクタール、延べ床面積79万2000平方メートル、うちオフィスの貸室面積は30万5000平方メートル、商業店舗数は170店、ホテル370室、住戸数730戸と1つの街を形成するようになった。都心のビジネス街の再開発であるためオフィス面積の割合が大きくなっており、ここで働く人の数は3万人と推定され、六本木ヒルズの1.5万人の倍となっている。
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