渋谷区など グローバルスタートアップを育成する新会社設立
渋谷区、東急、東急不動産、GMOインターネットグループは2023年2月13日、渋谷に国際的なスタートアップ・コミュニティーを誕生させることを目指し、「シブヤスタートアップス株式会社」を2月下旬に設立すると発表した。
シブヤスタートアップスでは、スタートアップ向けの育成プログラム事業やコンサルタント事業、その他スタートアップ支援事業を展開し、スタートアップの成長にとって最大の価値を提供し、育成していく。これにより、新しいアイデア・技術を持つ多様なスタートアップや高度人材を渋谷に集め、世界的成功を収めるスタートアップを生み、国際的なスタートアップ・コミュニティーの誕生を実現させることを目指す。
渋谷では、90年代後半にIT企業が渋谷駅周辺に集積した時点のコミュニティが原点となり、現在では2000社を超えるスタートアップが拠点を構え、国内最大級のスタートアップ・コミュニティーが形成されている。一方で、そのようなスタートアップ・コミュニティーを有しながらも、高い国際競争力を持ち、国際的成功を収めるスタートアップが生まれていないことが課題になっていた。渋谷区はこの課題の解決に向け、世界の先進自治体と同様に、官民で連携した環境整備が必要だと考え、今回の合弁会社設立に至った。
左より、GMOインターネットグループ代表取締役 熊谷正寿氏、東急不動産代表取締役社長 岡田正志氏、シブヤスタートアップス代表取締役社長 渡部志保氏、東急取締役 髙橋俊之氏、渋谷区長 長谷部健氏